【DIPPSとは】地面に“挿すだけ”で、すぐ使える。
DIPPS(ディップス)は、電源内蔵・通信機能付きの「ポータブル監視杭(かんしぐい)」です。
一般的なセンサー機器とは異なり、面倒な工事や配線が一切不要。
現場に届いたら、地面に挿して電源を入れるだけで、その場ですぐに稼働します。
- 特別な知識や専門業者は不要
- 工事不要=導入コスト大幅カット
- 複数設置も1日で完了可能
― 地面に“挿すだけ”で、現場の異常をリアルタイム監視 ―
「DIPPS(ディップス)」は、通信機能と高性能センサーを内蔵したポータブル型の監視杭です。
特殊な工事や配線は不要で、現場の地面に杭を挿すだけで即座に稼働。地盤や周囲のインフラに
異常が発生した際、リアルタイムで警報を発信し、クラウド上の専用ビューワーに通知します。
傾斜、変位、水位など、現場に応じてさまざまなセンサーと組み合わせて利用可能。
多様な自然災害に対応し、土砂災害・地すべり・河川氾濫などの予兆を早期に察知することができます。
クラウドで現場を“見える化”。
遠隔地からでも、センサーデータと映像で即時判断
DIPPSは、専用クラウドビューワーを通じて、センサー情報と現場のカメラ映像を一元的に表示。
異常を検知すると、クラウド上にアラートが発生し、360度カメラが自動で起動します。
遠隔地にいながら、異常が起きたエリアを即座に映像で確認でき、センサーが記録した
詳細な数値データとあわせて、状況を的確に把握できます。
「エリア××で異常発生!」といったアラートが表示されると、クリックひとつで詳細情報を閲覧可能。
迅速な避難指示や初動対応に直結する“判断力の強化”を実現します。
地域防災を支える“統合型インフラ監視システム”へ
DIPPSは単体でも高機能ですが、複数の杭やセンサーを組み合わせ、地域全体のインフラを
総合的に監視するシステムへと拡張することができます。
地盤変動、水位上昇、構造物の歪みなど、あらゆるインフラ異常をクラウド上で一括管理。
自治体や建設現場、インフラ管理者にとって、災害リスクの“見える化”と“即応性向上”に貢献します。
DIPPS監視杭システム 導入事例
地盤の揺れ・傾き・土壌の変化をリアルタイムで監視する「DIPPS監視杭システム」は、全国各地で防災・インフラ管理の現場に導入が進んでいます。ここではその一部をご紹介します。
導入事例一覧
導入先 | 導入年 | 用途・目的 |
---|---|---|
JR陸羽東線(最上町) | 2024年 | 線路沿いの地盤変動を監視、異常時に即警報 |
釜石自動車道(遠野市) | 2024年 | 法面崩落リスク対策、タブレットで遠隔映像確認 |
山梨県 リニア新幹線工事現場 | 2023年 | 掘削による地盤の傾斜・振動監視、安全管理 |
東京都青梅市 傾斜地監視 | 2023年 | 約250mの斜面を15本の杭で広域監視 |
DIPPSは、次世代の「防災DX」を支えるソリューションです。
手軽に設置できる可搬型ながら、通信・監視・判断・通知という災害対応の基本機能をフル装備。
DIPPSは、これからの時代に求められる“スマート防災”の中核となる存在です。
導入や実証試験についてのご相談も承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。